植物工場とCO2(二酸化炭素)にまつわる話

植物工場にCO2


日本では、二酸化炭素、炭酸ガス、さまざまな呼び名で呼ばれています。
プランテックスでは、CO2と呼ぶことが多いです。

このCO2、光合成に欠かせない物質であり、植物の成長に大きな影響があります。


大気中のCO2濃度


ところで、大気中のCO2濃度は、どの程度かご存じですか?
2014年現時点で、おおよそ400ppm(0.04%)です。
年々増加していることは、よく知られています。(⇒気象庁ページ
気象庁の観測点における二酸化炭素濃度および年増加量の経年変化(気象庁ページより)

植物工場内のCO2濃度


では、植物工場内のCO2濃度は??
光合成に欠かせないとなると、「なるべく高濃度にしたい」、と考えがちです。

しかし、通常労働環境下におけるCO2濃度には、建築物環境衛生管理基準(⇒厚生労働省ページ)に規定があり、1000ppm(0.1%)以下が基準となっています。

2014年12月18日に行われた日経セミナー「農業関連ビジネスで会社の未来を拓く」で檀上に立たれた東芝(⇒リンク)の松永プロジェクトリーダーも、「工場内はCO2が1000ppm以下になるように制御している」とおっしゃられていました。

植物工場のCO2ボンベ


ちょっと話題はそれますが、植物工場の工場脇には、たいていCO2ボンベが設置されています。
大規模植物工場ですと、上図の15kg程度のボンベは一日で空っぽになってしまいます。それだけ光合成が行われたという証拠ですね。

もちろん、その光合成によって、野菜重量が増えています!

(ちなみに、wikipediaによると、液化炭酸ガス容器の色は法律で緑と定められているそうです)

植物工場ならではの、新しい建物機能


こうして書いていますと、住宅や一般事業所と、植物工場とでは、CO2に関する機能が大きく違う気がしてきました。

一般住居やオフィスビルにとってのCO2は、以下のように考えられるのではないでしょうか。
「人の呼気や、ものの燃焼から発生するCO2を、適切に換気しなければならない」。
「これらの、CO2濃度上昇は、酸素濃度減少も同時に引き起こす」。

対して、植物工場は、非常に新しい建物機能を持っています。
「光合成のために、CO2をボンベで供給し、さらには、あまり換気したくない(供給したCO2が無駄になってしまう為)」。
「光合成が進むと、酸素濃度上昇する」

これまでの考え方を、180°変える。そんな思考が必要なのも、新しいビジネスである、植物工場ならではですね。


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